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ニュースレター2018年7月号発達障害の大学生・専門学校生向け夏期講習&企業合同説明会

  1. 支援者・医療従事者向けセミナーを開催 就労支援現場の「今」を3方向から切り取る
  2. 発達障害の大学生・専門学校生向け夏期講習&企業合同説明会
  3. 今月のメディア・講演情報 読売新聞「医療ルネサンス【子供を守る】発達障害 働く意義理解」他
  4. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「発達障害がある社労士 やっていける?」他

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1. 支援者・医療従事者向けセミナーを開催 就労支援現場の「今」を3方向から切り取る

7月23、24、25日の3日間にわたって、業界で今最も関心の高いテーマで支援者・医療従事者向けのセミナーを行います。概要は以下の通りです。

福祉の新事業”就労定着支援事業”の可能性
  • 就労定着支援事業の最新事情と障害者就労支援における事業の可能性を探る
  • 2018.07.23(月)15~17時 @Kaien川崎
発達障害グレーゾーン在職者の支援を学ぶ
  • グレーゾーンの困り感を踏まえたカウンセリング&職場介入のベストプラクティス
  • 2018.07.25(水)15~17時 @Kaien秋葉原サテライト
発達障害がある大学生の学生生活と就職活動
  • 「発達障害学生白書」先行セミナー ”500人アンケート”からわかってきたこと
  • 2018.07.26(木)15~17時 @Kaien新宿

大変なご好評をいただき、既に定員に達しつつある会場もございますので、ご興味のある方はお早めに下記申込みフォームよりご応募下さい。また、セミナーの様子は後日ウェブサイトやSNSでもご報告させていただく予定です。

お申込みフォーム → イベントは終了しました

2. 発達障害の大学生・専門学校生向け夏期講習&企業合同説明会

「キャンパスライフ講座」夏期講習

発達障害(含 疑い)のある大学生・専門学校生向けの支援を行っているガクプロでは、この春に入学前のお子さんを対象に「大学デビュー講座」を実施しました。その際多かった「実際に入学した後にも開催してほしい」といったご希望を受け、初の夏期講習「キャンパスライフ講座」を開催します。

  • テーマ: ①学業編 ②バイト・就活編 ③学生生活編 ④恋愛編 ⑤親向け 夜の部
  • 対象: すべての学年
  • 日時場所: 8/22(火)・8/23(水)@Kaien代々木

お申込みは以下サイトで承ります。

  • ご予約サイト →  イベントは終了しました
  • 詳細は右のリンクをご参照下さい。 イベント詳細 → http://bit.ly/2KEE4d5
第2回 発達障害学生のための企業合同面接会

こちらも2月の初回にご好評をいただいた、ガクプロ「発達障害学生のための企業合同面接会」第2回の開催が決定しました。大学3年のインターン採用と大学4年生のフルタイム採用の二本立てで行います。なお現ガクプロ生以外は事前登録会への参加が必要です(事前登録会へは下記リンクからお申込み下さい)。

  • 参加予定企業: 12社(障害者雇用) 無料の直前対策講座も実施
  • 対象: 2019・20年新卒+既卒中退生
  • 日時場所: 9/4(火)・5(水)・6(木)@新宿・秋葉原・川崎

お申込みは以下サイトで承ります。

  • ガクプロ合同面接会 事前登録会申込 →  イベントは終了しました
  • 詳細は右のリンクをご参照下さい。 イベント詳細 → http://bit.ly/2IQ493O

3. 今月のメディア・講演情報 読売新聞「医療ルネサンス【子供を守る】発達障害 働く意義理解」他

講演

各地で講演を行いました。

  • 6/13 千葉商科大学「発達障害のある大学生についてのセミナー」(千葉・市川)
  • 6/13 大島グループ「発達障害(傾向)の方の就労問題」(新潟・上越)
  • 7/1 一般社団法人キャリアサポートクラブ「発達障害の子のための“ハローワーク”」(福岡・北九州市)
  • 7/8 NPO法人ブリッジフォースマイル 「発達障害を知る」(東京・中央区)

今後の講演予定です。

  • 7/17 豊中市社会福祉協議会「発達障害の持ち味を活かした就職活動の進め方」(大阪・豊中市) 
  • 7/19 中央大学「メンタルヘルス・マネジメント」(東京・文京区)
  • 8/1 神奈川県立横浜明朋高等学校(横浜・港南区)
  • 8/10 神奈川大学平塚就職課「発達障害のある大学生」(神奈川・横浜市)
  • 8/25 筑西市役所健康づくり課「精神保健福祉ボランティア養成講座~大人の発達障害~」(茨城・筑西市)
  • 8/26 千葉県自閉症協会willクラブ事業部「発達障害のある大学生・成人の就労」(千葉・船橋市)
  • 9/11 社会福祉法人茨城県社会福祉協議会「大人の発達障害」(茨城・水戸市)
  • 9/12 金沢市労働政策課「大人の発達障害」(石川・金沢市)
  • 9/27 岐阜県可茂地区手をつなぐ育成会「子どもの発達障害についてのセミナー」(岐阜・美濃加茂市)
メディア
リンク

4. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「発達障害がある社労士 やっていける?」他

ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。よくある質問はウェブサイトにまとめて掲載していますので合わせてご参考になさってください。

声優やアナウンサーになりたい息子 どうすれば良い?

Q1. 軽度のアスペルガーで公立高校普通科の2年生の息子がおります。就職か、進学か、進学なら大学なのか専門学校なのかをそろそろ決めていかなくてはなりませんが、自分を客観的に見られない、想像力が乏しい、仕事というものが何なのかよくわからない等々で、将来は「声優やアナウンサーになりたい」と言っています。発達障害がなければある程度本人の責任において将来を決めさせますが、クリエイティブな仕事は本人に一番向かないことがわかるため困っております。親から見ると、非常に真面目で几帳面な長所を生かせる、検査師などの国家資格を取得すれば、理解のある職場で収入を得ることができると考え、オープンキャンパスにも一緒に行きましたが、本人は全くぴんと来ないし興味もないようです。アスペルガーについては、確か小学3年で診断を受けたのですが、自信をなくさないように、今まで本人には伝えておりません。まず、本人を客観的に評価してそれを本人に伝えてくれるような人が親以外でいれば、本人もある程度現状を自覚して、進路や職について親と相談できるように思います。どうしたらよいかご教示ください。また、kaien様ではこのような子に対するカウンセリング的支援はされていらっしゃいますか?

A. ストレートにお伝えすると親の思う通りには進まないでしょう。その現実を親として受け入れる必要があると思います。発達障害の方の特徴として(全員ではないですが)客観視が難しいということがあります。例え親ではなくても、これまで学校の先生や部活の顧問、塾の先生などが、声優やアナウンサーについての難しさを今まで伝えているとしたら、発達障害のことを理解する専門家が多少何か言ったとしても、つまり数度のカウンセリングで意思を変えられるほど簡単ではないような気がします。つまりご本人が現状を自覚するのはまだまだ先だと思います。

そもそも発達障害の方には限りませんが、多くの若者にとって未知のことを会話だけで予測するのは難しいことです。実際のところは、会話ではなく、ご自身が体験をしたり失敗をしたりするなかで徐々に学んでいくことが多いと思っています。このためカウンセリングだけのサービスは当社はしていません。そうではなくて、実践とカウンセリングの両輪で支援を行っています。具体的には高校生ならTEENS、大学生ならガクプロ、大人ならば就労移行支援という場で、職業訓練やビジネススキルセッションを体験しながら自分の将来について考えてもらえるようにしています。

なお、診断で自信をなくさないようにとありますが、これは厳しい見方かもしれませんが、親が(子どもの診断によって)自信をなくしているのではないかと思いました。もし親が自信を持ったままならば、お子さんもそこまで悲観的に受け入れないことが多いからです。診断を伝えるのは御本人が困り感が出ていないと難しいですし、今回の文章を読むとまだ困り感は出ていなさそうですので、もう少し先になるかもしれませんが、それまでに親が診断があってもしっかり生きていけるという自信を持つようにいろいろと情報収集されるとよいのでは、と思いました。

ちなみに自分の息子も、全く適性がないと親は思いますが、ゲームが好きでゲームクリエーターになりたいとのたまっています。発達障害の支援者といえども親は無力なものです。ああ、そう思っちゃうの…という感じです。しかし、徐々に現実を受け止められるような(支援というよりも)環境調整をしながら、ゲームクリエーターにはなれなくても納得の行く仕事や働き方、人生の受け止め方があるはず、という自信は親としては持ちながら接するようにはしています。

職場でのいじめの悩み

Q2. 以前、カイエンで相談させていただいたものです。現在は健常者として就職し御社の近くでデザイナー職で働いています。ただ、最近周囲から気味が悪く思われています。視線が鋭いとか、目で追ってるとか、こっち見てるとか言われることが増えました。これまでの人生でずーっと同じような指摘は受けて、いじめられることも多かったです。この凝視したり、目で人追う症状を治せないものかと悩んでいます。また、アスペルガー同士で悩みを話したり共有し、少しでも改善する機会を欲しく思っています。

A. そうですね。職場でのいじめというのは発達障害に限らず、現代の日本の職場で一番の問題だと、何かのニュースで見ました。ただそのような評価になるということは、単に目線が云々というだけではなく、仕事がうまく行っていない部分があるかもしれません。換言すると仕事がすごく順調ならば、見た目の奇異さは問題視されない方向に動くことが多いと思うのです。ですので、アドバイスとしては、まずは仕事に集中して、仕事の生産性を上げることをお勧めします。

とはいえ、うまくいかないこともあるでしょうし、納得行かないこともあると思います。その時には在職者向けの”当事者会”を当社では月2回、新宿と秋葉原で開催しています。奇数週の土曜に開催しているのでキスド会と呼んでいます。ぜひそちらにお越しください。詳しくは下記リンクをご覧ください。

家族を支える収入は得られる?

Q3-1. 対象者の妹です。兄は今だったら発達障害と診断されるだろうと思う感じで子供時代から過ごしてきました。何度か仕事を変え、現在旧公務員系の会社の契約社員として10年ほど勤めていたのですが、今回その会社がリストラをすることになり、9月で契約満了になると言われています。年齢もありますし、家族もあります。私が何かできることがあればと思い、説明会に参加させていただければと思っています。この年齢でも就職はありそうですか?手帳の取得、および受診はしていないのですが、利用できる支援はありますか?(これから手帳の取得、受診は可能でしょうか)

Q3-2. 45歳女、6月末で会社都合解雇となります。夫の心身の事情から、自分が家計を支えて子ども達も含めた家族4人の生活費を稼ぐ必要がありますが、35歳でASD・AD/HDの診断を受けるまで学歴や職歴が迷走し、そもそも「自分の適職は何か」も見定められずにいます。できることなら、自分の適性を整理し、一般就労レベルの賃金を目指したいと思っております。もちろん、自分の能力次第ではありますが、月収が手取りで20万円を越えるお仕事に就ける可能性はあるのか、それを悩んでいます。

A. 率直に言うと、障害者枠の給与は、当社で見ると平均は約17万円。平均が17万円なだけで月給が20万円以上の方も毎年2~3割いらっしゃいますし、ボーナスが出ているケースも多くなっています。しかし25万円は目に見えない天井のような感じで、20万円代前半で止まってしまう場合があります。手取りでいうと20万円ギリギリかもしれません。一人暮らしは出来るかもしれませんが、子どもを養うとなるとダブルインカム(夫婦両方が稼ぐ)という状態でないと厳しさが出てきます。

こういった状況を変えようと、在職者で、今までの実務経験や専門性が豊富な方に向けた求人を集めて、マイナーリーグという転職サイトを今春オープンしました。まだまだ求人は集まっていないですが、これから企業開拓を進めていきたいと思っています。

なお、1つ目のご質問にあった点。年齢が高くてももちろん障害者手帳は取得できますし、困り感をしっかり伝えて、子ども時代からの生育歴をキチンと伝えれば病院・クリニックの先生も各種制度が使いやすいように意見書を書いてくれる方が多いと思います。

【参考】発達障害の方のための就活・転職サイト マイナーリーグ

発達障害がある社労士 やっていける?

Q4. 社会保険労務士試験に合格し昨年から士業事務所にて勤務をはじめました。これまで事務的な仕事をあまり経験したことがなく戸惑いを感じており(作業スピードが遅い、負担が大きい)、社内の人間関係も徐々にぎくしゃくし始めていました。以前適応障害で体を壊したことがあり、その後も定期通院をしておりましたところ、医師の勧めで発達診断(WAIS-III)を受けたところ、ADHDではないと思うが、発達障害はあるとの診断がありました。(処理速度のIQ78)社労士として登録していますが、このまま就労が可能なのか、別なキャリアも検討すべきかアドバイスをいただければと思います。

A. 処理速度は本人の努力ではいかんともしがたいところですね。足が遅い人に速く走れというようなもので、ある程度はご本人の全力まで高めることは出来るかもしれませんが、どうしても他の人よりも時間がかかったり、スムーズに動けなかったりということが起こりがちだと思います。

とはいえ、士業を続けられている発達障害の方は知っていますし、士業だからこそ続けられているという発達障害の人も実は多いと思います。一方で社労士事務所で求められるようなマルチな働き方が難しく、資格は取得したものの社労士として活躍するという道を選んでいない方も知っています。

直接お会いして詳しくお話を伺わない限りは軽々には判断できないですが、それでもせっかく取得した難しい資格ですし、社労士としてバリバリな活躍ではなくても、企業労務で働くなど、資格に絡めた業務をしていくことが現実的な解なのではないかと思います。