6月1日から本格的に当社も通所が再開します。コロナ共存時代のKaienをまとめます。
Kaienの3密対策
すべて行っています。
- 在宅参加 … 就活支援を安全に受けられるように在宅からもセッションに参加可能。
- オフピーク通所 … 通所希望の場合もラッシュアワーを避けた時間割
- 分散通所 … さらに午前・午後のグループに分けて密集回避
- Kaien版PPE … フェイスシールド・マスク・使い捨て手袋の準備と無償提供
- プロトコルの徹底 … 入室時検温・手指洗浄・マスク着用など感染対策のルール化と実践
プログラムの充実
実はコロナ以前よりプログラムが充実しました。危機は怖いですが、発想にもつながります。
以前から
「❷未経験・予備知識ゼロでも初日から実践的に取り組める職業訓練」や「❶1000以上の動画でビジネススキルや就活知識を習得できる」という特徴があったのに加えて…
コロナ危機でもたらされたもの
「プログラミングなどのスキルアップ系の講座」が一気に増えたのと、「ライブ配信」当社の選りすぐりスタッフによって様々なセッションが全利用者に一度に届けられる仕組みが整いました。
また「在宅求人」や「在宅にいながらの採用選考」なども膨らみそうですし、
皆が制約がある中で働く経験をした分、「発達障害の人」の制約も受け止めながら、その強みに目を向けてくれる求人も、
今までよりもたくさん開拓できそうです。
ジャパネットたかたとは?アップルストアとは?
というわけで、ジャパネットさんのように、為になる情報を厳選して、いつまでも飽きないプレゼンで、一気に届けるサービスと
アップルストアの店舗スタッフが敬虔なアップル信者であるように、Kaienの事業所に行くと発達障害の人の熱心なファンであるスタッフが接客するサービスが
両方とも味わえる形にサービスを整え、それによってより充実した就職につながる形にしたいなというイメージがわきました。
これらに合わせたシステム開発も今後行っていきます。
パートナーも拡大 拠点数40超に
当社は直営事業所だけ数えると、子ども向けの放デイ8拠点、就労移行・定着支援8拠点、生活訓練1拠点のみ。
それが、コロナの影響もあり、40超の拠点で当社プログラムが運営されることになりそうです。
プログラムだけではなく、支援の質向上と就学や就職という結果向上、
そしてなによりご本人・ご家族の満足につながるように、
この危機を広がったパートナーの皆さんたちと次なるフェーズにつなげていきます。
文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス TEENS、大学生向けの就活サークル ガクプロ、就労移行支援 Kaien の立ち上げを通じて、これまで1,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA)。星槎大学共生科学部 特任教授 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴