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企業の関心高まる「新卒・障害者枠」という採用ルート新卒応援ハローワーク「障害学生企業説明会」スタッフ同行レポート

Kaien就労事業部の大野です。

この4月から大学・専門学校生等の新卒就活のサポートをしている「ガクプロ」のスタッフデビューをしました。就労移行支援のスタッフとしては4年間勤務してきましたが、これまで実施しなかったプログラムや、ご利用者層との接点が自分にとってはとても新鮮で、楽しく働かせてもらっています。

先日5月17日に行われた、東京新卒応援ハローワークが主催する「新卒障害学生企業説明会」に同行してきたので、その様子をお伝えします。

参考:発達障害に特化した大学生・専門学校生向け支援プログラム

イベント名には「新卒」とありますが、実際のところは既卒3年以内までを対象者としています。むしろ、これまでの「障害者雇用における新卒採用」というのは、新卒して就労移行などで訓練をした人、つまり卒後2年ぐらいの人を主な採用ターゲットとしている企業が多かったように思います。本当のフレッシュな新卒も採用していこう、という企業の意欲が徐々に高まっていることが肌で感じられる就活イベントでした。

パッと見た感じ、当日会場に集まっていた学生は100名ほどでしたでしょうか。就労移行支援のご利用者も数名参加したのでKaien/ガクプロからの参加者は午前午後合わせて、約40名ほどの大所帯の参加となりました。

スーツの着こなしひとつにも出ていた経験の差

午前の部は開場10分前に参加者の皆さんと合流。ネクタイの結び目がずれていたり、ワイシャツのカッターがジャケットからはみ出してしまっているなどなど、、、、身だしなみを整えてから会場に入ったほうが良いね、という方が何名かいらっしゃいました。Kaienスタッフにとってはお約束の光景です。

しかし「新卒」ということをふまえて想像していたよりは、ずっと皆さん身だしなみも整っていたし落ち着いていた印象で、良い意味で驚かされました。 全員揃うまでの間に顔見知りのAさんに声をかけて伺うと、「こういったイベントは3年生の時に見学に行ったりしているので、ある程度離れしているから緊張せずにいられます」とのことでした。

Kaienのサービス利用説明会では「ガクプロ」の利用開始時期は早い時期からぜひ利用をしてください、ということをお勧めしています。発達障害のある方の中には初めての経験や、場所に緊張したり混乱したりしやすい方も多いので、事前にその場を見学しておくことがやっぱり大事だと思いました。また、スーツについても就職活動開始までに何度か着ておくことで、やはり着慣れている感じにも差が出るのだ、ということを今回改めて感じました。

参加企業の真剣なプレゼンに感じた「本気度」

新規学卒者の採用活動の開始タイミングは厚生労働省から「指針」という形で定められおり、18年卒の実際の応募受付や面接を2018年6月1日の解禁日より前に実施することは出来ません。実際の面接は7月5日・6日に開催予定の18年卒の新規学卒者を対象とした「障害者就職面接会」で行われる予定で、今回の「説明会」は、その面接会のいわば前哨戦のような位置づけで行われているイベントです。

それにしても説明会の様子を見て驚いたことは、ブースを出していた各企業様のプレゼンテーションの温度感の高さです。18年卒の新卒採用に対する企業の本気度が伝わってきました。ハローワーク職員の方にお伺いしたところ、実際今回の企業からの参加申し込みは定員数を大幅に上回ったため抽選で参加可能企業を選んだとのこと。なるほど、企業の説明にも熱が入るのも納得です。

企業の関心が高まる「障害者枠・新卒採用」

「障害者枠・新卒採用」という採用プロセス。数年前までは超がつくほどの一部の大企業だけがしていたような印象でしたが、以前よりもずいぶん裾野が広がってきたように思います。その恩恵もあってか、ガクプロ利用者の就職数も年々右肩上がりです。

参考:一般枠も障害者枠も対応 ガクプロ利用者の就職実績

障害者枠での採用は、働きやすい環境を整えやすいというメリットがあります。ですが中途採用の場合は、正社員からの採用の割合は非常に少なく、残念ながら契約社員・パートなどの非正規雇用からのスタートが大半になっているという残念な現状もあることも事実。そもそも新卒採用という概念自体が日本独特の制度だよなあ、というのは感じつつも、それでも「障害者枠・新卒採用」という採用枠が広がり、自分の特性を開示して働きやすい環境に「正社員」として採用される機会が広がっていくことは、シンプルにうれしいことだなと感じています。

「今回は特に出会いたい企業を絞らずに来ました」と言っていたAさん。帰りがけに声をかけると「受けたい企業が見つかりました!」と満足気な表情で応えていただけました。7月の面接会に向けての準備を、しっかりサポートしていきたいなと思います。