金曜日は「サロン」で深呼吸

HOMEスタッフブログ金曜日は「サロン」で深呼吸

総務の田中です。

毎週金曜日の夜、訓練終了後の時間に皆が集まってお菓子やお酒を片手におしゃべりする場所。それがサロン(茶話会/飲み会)です。現訓練生はもちろん、仕事帰りの修了生もいらっしゃいます。当社で職業訓練を開始してから継続的に行っているイベントでもう5年ほど続いています。長く続けているだけに就職して数年目という修了生も増え、同窓会のような雰囲気があります。

サロンでは訓練を経て就職した修了生の「修了プレート」のセレモニーが行われることがあります。このプレートは訓練を経て就職した方がご自身のお名前と訓練修了日の刻印の入ったプレートを訓練スペースの壁に貼り付けるというものでプレートはいわば勲章のようなもの。現訓練生、かつての訓練仲間、スタッフに就職を祝福されながらのセレモニーです。こういったちょっとしたことが日々真摯に働いているご本人にも、就活中の仲間にも励みになっています。

サロンの風景は例えば、以前ご紹介したDecobo通信の最新号を現訓練生が修了生に披露し、修了生が懐かしんでページをめくる姿があり、ちょっとマニアックな趣味で盛り上がる人たちがいて、またその横で少し早く就職した”先輩”に就活の心得を仰ぐ訓練生がいてといった具合です。訓練期間が重ならない・通っていた拠点が違った、などの理由で初めて出会う人同士でもサロンで顔を合わせると、旧知の仲のようにリラックスして打ち解けている様子です。これまでなかなか話が合う仲間が見つからなかったけれど、Kaienに来て初めて心ゆくまで語り合えた!ということも良く聞きます。皆が互いを「Kaien」という輪の一員であると自然に感じてくれていて、サロンに来れば仲間とゆったりおしゃべりできるといった安心感をもって頂いているようで、とても嬉しくなります。

サロンは毎週金・土曜日に開催しています。
当社の東京・横浜のいずれか拠点で行っているため、各自ご都合の良い場所で参加頂けます。

サロンはまた修了生の職場でのちょっとした困りごとをスタッフに相談する場にもなっています。内容によっては個別に場所と時間を取ってお話を伺い、困りごとを一緒に整理します。スッキリした頭と気持ちで翌週を迎えるためのお手伝いです。

参加者みなが近い特性と就職して長く働き続けるという、共通の経験と目標をもっていることが安心感や連帯感に繋がります。就労移行支援の定着支援という公の制度ではありませんが、就職活動とその先に長く続く職業生活の息抜きの場として、気の合う仲間づくりの場としてサロンが果たす役割はとても大きいと感じています。平日肩に力を入れて一生懸命に働き、ちょっと疲れてしまったという修了生が立ち寄ってのんびり羽を伸ばして大きく深呼吸する、そんな巣のような居場所になっているようです。

私たちスタッフもまた皆さんのお顔を拝見し近況を伺うのをとても楽しみにしています。サロンは訓練生、修了生だけでなく、スタッフにとっても仕事の活力を頂ける重要な場所なのです。