修了生インタビュー④ ~口頭コミュニケーションが苦手な私の就職活動~

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こんにちは。Kaien新宿スタッフの東海林です。本日は、久々の修了生インタビューをお送りします。
今回は、某一般企業で事務の仕事をされているSさんにお話を伺いました。Sさんは、細かいチェックや入力などの定型業務が得意な反面、面接などで話すのは苦手という方。このブログをお読みいただいている方の中にも、「あ~わかる~同じだ~」という方がいらっしゃるのではないかと思います。そんなSさんがどのようにして内定を獲得したのか、現在はどのように働いていらっしゃるのかを、お聞きしました。

面接が苦手だったので、就活は実習で勝負
就活では、履歴書や想定問答を作るのが大変でした。特に志望動機は企業ごとに内容を変えなくてはいけないので、とても大変でした。どうまとめて良いか分からなかったので、スタッフに相談しながら作成をしていきました。また面接では、しゃべるのが苦手なので、相手側にうまく伝えるということが難しかったです。
最終的に内定をもらった会社の時も、面接でうまく伝える自信がなくて、落ちてしまうかなと思ったのですが、職場実習に参加させていただけることになったので、そこで結果を出そう、勝負しようと思って取り組みました。結果、実習での働きを評価いただいて就職できることになりました。
実習のときに特に意識したことは、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)をしっかり行うことと、作業スピードです。特にスピードについては、入社したときに実際に求められるだろうスピード感を意識して、緊張感を持ちながら取り組みました。

(イメージ写真) 面接練習や書類添削はホワイトボードに書いてエントリーします

訓練ではとにかくホウレンソウの練習をした
Kaienの訓練で楽しかったのは、名刺データ入力の訓練です。1時間でどのくらい正確に入力できるか、といった自分の実力が数字で出てくることに楽しさを感じました。
また、とにかくホウレンソウ(報告・連絡・相談)をたくさんやったな、という印象があります。Kaienに入ったばかりの頃は、どう話していいか分からず、なかなか上司のところへホウレンソウに行けませんでした。Kaienの訓練を通して、分からないことは質問する練習をしました。具体的には、ビジネススキル講座というプログラムで学んだことを活かして、ホウレンソウする内容をあらかじめメモなどにまとめてから上司のところに行くようにしました。これにより、社会の基本であるホウレンソウが身についたと思います。

現在の仕事で楽しいのは経費チェック、大変なのは備品在庫管理
今現在は、主にデータ入力などの事務作業をしています。好きな仕事は、経費精算の確認業務。もともとこういった業務が好きですし、間違いないように自分がしっかりチェックしなくてはいけないので、やりがいがあります。逆に大変なのは、社内備品の在庫個数管理です。いつ・どのくらい使うのかということを把握して、考えていないと、いつの間にかなくなってしまうので大変です。どのくらい必要なのかを社員に確認して足りなくならないように工夫しています。

障害特性を企業に伝えたら、付箋で指示をもらえることに
私には、話を聞いてから理解するまでに時間がかかるという特性があります。自分でできる対策としては、Kaienの訓練でスタッフからアドバイスを受けて、指示を聞いた後メモにまとめて整理するようにしています。また、この特性のことを伝えたところ、今の会社では指示内容を付箋で書いて渡していただけることになりました。今はその付箋を見ながら作業をしているので、大変わかりやすいです。

Kaienの訓練を受けている人、受けようとしている人へのメッセージ
優秀なスタッフさんばっかりなのでどんどん頼ってください。まずは訓練をしっかり受けてください。訓練をしっかり受けるというのは、ホウレンソウをしっかり実施する、ルールを守るなどの基本的なことです。そして就活では自分の受けたい企業に向けて頑張って、良い社会人になっていただけたらと思います。

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インタビューの最後に「遅刻せず勤務する秘訣」を聞いたところ、「夜寝る前に”明日は6時に起きて時間通りに行く”というイメージをしておくこと」だと語ってくださったSさん。面接が苦手でも、こういった真面目に取り組む姿勢が実習でも評価されたのではないかと思います。今後もご活躍を期待しています。Sさん、ありがとうございました。