Kaienの支援方針

就労移行支援・ガクプロでお約束すること
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Kaien社長の鈴木です。

今回新しいチラシを作る上で、支援方針を載せました。これまでもスタッフや利用説明会に来た方々には伝えてきた方向性ですが文字にしたのは初めてです。

発達障害が一般化していく中で、ますます多くの業者・支援者が入り乱れていくと思います。その中でもKaienは小粒ながら目標とされる存在でありたいと思っています。そのための支援方針の明確化です。

+++ここから+++

Kaienは5つの支援方針をお約束します

・あなたの目線で
普通を求め過ぎず、あなたの違いをしっかり理解し

・たのしく前向きに
はたらく面白さを感じられる空間をつくり

・あなたのペースで
早すぎず遅すぎず、あなたにちょうどよい速さで

・あなたの強みを
違いを引き立たせ、企業に必要とされる強みに

・いつまでも仲間として
就職後も、発達障害の魅力を伝える仲間として

みなさんのお仕事・就活を応援します

+++ここまで+++

というものです。特に解説が必要ではないかもしれませんが、社内で議論した時に出た部分を解説してみます。

・一つ目の「普通を求めすぎず」の部分。発達障害の人はやはり少数派。多数派の中で生きていく上で、生きづらさを解消するには、ある程度の適応は必要です。しかし求めすぎず、ちょうどよいぐらいを目指しましょう。普通を求めることで、違いの良さまで消したら元も子もないですから。違いをむしろ誇れるぐらいになってほしいということです。それは4つ目の「違いを引き立たせ」ることで「強み」として発揮していこうということに繋がります。

・ふたつ目の「はたらく面白さ」「たのしく前向き」の部分。単なる就職させます、という業者ではなく、Kaienに来れば働く楽しさ、前向きに生きるマインドセットを得られるようになりますよ、という思いです。本来仕事は面白いもの。人によっては「毎日スキップして職場に行く!」(Amazon創業者のジェフ・ベゾス)というぐらいのものになりえる”働く”の魅力を伝えていきたいです。

・最後の「いつまでも仲間として」の部分。決して発達障害の当事者同士がピアサポートをしてください、という意味ではないです。スタッフも当事者も垣根なく仲間となり、一緒に発達障害の魅力を伝えていきたい。支援する・される、の関係ではないですからね、という想いを込めたつもりです。

 

チラシは上記画像もありますが、ダウンロードもできます。5MB以上あるPDFですが、ご入用な方はぜひ こちら から。

文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス TEENS大学生向けの就活サークル ガクプロ就労移行支援 Kaien の立ち上げを通じて、これまで1,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA) 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴社長ブログ一覧