【こんなときKaien①】時間をうまく使うにはどうしたらよいでしょう?

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こんにちは。池袋事業所の湊です。

就労移行支援に通う訓練生から相談を受けると「以前○○さんも同じように悩んでいたな」と気づくことが度々あります。そのような悩みにどのようなアドバイスをKaienでしているか、【こんなときKaien】というシリーズ記事でお伝えしていきたいと思います。

発達障害の方は時間の見通しを立てることが苦手で、仕事や作業の段取りを考えることが苦手です。そのため、対策を立てようもどうしてよいのかわからなくなってしまうことがあるようで、職業訓練の中でも相談を受けることがあります。

「この仕事が終わるのにどのくらいかかる?」

Q1, 与えられた仕事がどのくらいかかるのか、初めてだったり、予期せぬ事態が起こったりすることを考えると、まったく見当がつきません。「一つの仕事が終わるのにどのくらい時間がかかるか」と聞かれても困るのですが、どうしたら良いでしょうか。

A1, 上司に期限を決めてもらってはどうでしょうか。いつまでにその仕事を終わらせてほしいのか確認をして、それに向かって作業計画を立てられれば良いと思いますよ。

「面接には少し早めに到着してください。」

Q2, 面接や約束事があるとき、「少し早めの行動を」と言われますが、少し早めとはどのくらいのことを指すのでしょうか。

A2, 5分から10分前くらいが理想だと思います。ただし、電車の遅延などの可能性もあるので、15分くらい前には着くように時間を見ておくのも大切です。一方で30分以上早く来てしまうと相手の方も準備ができていないこともありますので早すぎてしまわないこともポイントです。

「適度に休憩を取りながら仕事をしてくださいね」

Q3, 集中力が続かなかったり、同じ作業をしていると疲れてしまったりするため、休憩を取りながら仕事をしたいと思っています。会社にも適度に休憩を取ってよいと言われますが、あまり休憩をしているとサボっていると思われてしまうのではないかと心配です。どのくらい休憩をとるのであれば不自然ではないでしょうか。

A3, まずは、職業訓練の中で、どのくらいの休憩があれば集中できるのか、疲れすぎないのか、ご自分の仕事のペースを知っておくのが大切です。自分が働きやすいペースを知ったうえで、採用面接の場面や障害特性として企業の担当者にご相談いただくと良いと思います。

職業訓練の中ではストップウォッチを使いながら時間の管理を練習しています。

中学や高校までだと、カリキュラムなど時間的な計画は与えられるものであることが多いようです。そのため、仕事の段取りの立て方や時間の使い方は、社会人になってから学ぶ方も多いようです。Kaienの職業訓練では、一人一人の得意・不得意に合わせて、職業人として企業で働くための対策を一緒に立てていきます。気になることがあれば、ぜひ利用説明会にご参加ください。