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障害者雇用の王者「データ入力」の次の主役は「RPA」!?

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Kaien社長の鈴木です。

業務効率化で注目されるRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)

年末年始が近づき、年に1度の業務が出始めました。例えば今日私が出席した本社でのミーティングでは、クラウド上にあるデータクリーニングをする作業をどうするかを議論。その時に、これまでだったらアルバイトを沢山雇って人力で行っていたような作業を、RPAで一気に片付けようというプランが出てきました。手作業ですると1週間10万円ぐらいかかっていたかもしれない作業が、RPAだとおそらく1人で数時間、時給で考えると数千円で片付いてしまうのだから驚きです。

このようにRPAは普段PCで行っている繰り返し業務をボタン一つで行ってしまう夢のようなツールです。一方で労働者にしたら自分の存在価値がなくなりかねない恐ろしいツールでもあります。でも時代を恐れるよりも資本主義の流れに乗ることが働く上では重要だと思います。手前味噌ですがKaienの就労移行支援でも、すでに発達障害のある人向けの「クリエイティブコース」で、ウェブ制作、アプリ制作、システム運用、画像加工などに並んでRPAの業務を実際の職場に近い環境で学べるプログラムを始めています。

当社の職業訓練から。RPAの操作に自信がなくても、操作が初めてでも、簡単な練習問題から始められる仕組み。積み上げ式ではない学び方を目指しています。

 

2020年代にふさわしい雇用を生み出す事務作業を探せ

実際当社はこのRPAの業務が発達障害の人に向いている部分が多いと期待しています。下記の記事でもある通り、RPAは◯✕がはっきりした仕事で、似たような作業の繰り返しになる可能性がある業務なので、発達障害の人に当てはまりやすい可能性があることなど親和性が大きいと思うからです。

[参考] 業務効率化で注目されるRPA 求人動向と発達障害への向き・不向き

新しい時代には新しい業務が発生します。Kaienとしても2020年代にふさわしい発達障害の人の特性を生かした業務を、様々な企業と一緒に考えていかないといけません。その一つがRPAだと感じています。もちろんまだまだRPAはソフトウェアの使い勝手が良くないですし、複雑な操作や深い業務理解が必要になったりで誰もが出来る作業とはいえないでしょう。しかし今後もっとソフトウェアが進化するとより身近な操作方法で、具体的に言うと画面を録画するような要領でRPAのプログラミングが完了することも出来るかもしれません。またこれから出てくる世代はスマホネイティブ。PCやプログラミングに親しんだ世代という追い風もあります。

残念なことに、障害者雇用の王者とも言えるデータ入力はAIなどの導入で今後少なくなる可能性があります。一方でRPAなど次の業務候補は幾つもあると思っています。RPAが王者の座を奪う日も遠くないかもしれません。

文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス TEENS大学生向けの就活サークル ガクプロ就労移行支援 Kaien の立ち上げを通じて、これまで1,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA)。星槎大学共生科学部 特任教授 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴