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Kaienは発達障害かどうかではない

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Kaien社長の鈴木です。

発達障害グレーゾーンの定義をアンケート中(1/5日曜まで)

あと1日となった「発達障害グレーゾーン」の定義。Twitterでアンケート中です。すでに300人を越える方にご協力いただいています。途中経過は予想通りと言えば予想通りの方向性。そうかこういう感じなのかぁと数字で見ると改めて納得しています。

Kaienは何の会社か?

冒頭の言葉は、かつて昭和大学附属烏山病院で大人の発達障害外来を作り、今は主に晴和病院でタクトを振られている加藤進昌先生に言われた言葉です。

はっきりとは記憶していないのですが「Kaienは発達障害かどうかという会社ではない。働けるかどうか。それをしてくれる会社だ」ということだったと思います。つまり私なりに都合よく意訳すると「Kaienは医学的な診断基準で厳密に行動している組織ではない。そうではなくて、発達障害の特性をベースにしつつ、細かい医療福祉の概念よりも、どう働けるか働くにはどうするかで動く組織なのだ」ということを言っていただいたのでしょう。

たしかにわかりやすいので「Kaienは発達障害に特化している就労支援企業です」とは言いますが、根本には働く楽しさを伝えたり、人々の特性を上手に活かす会社組織を広げたいということが先にある。その後に得意テーマとして、発達障害的な特徴を支援することなのだと思っています。なので、会社の原点として、発達障害かどうか、診断かあるかどうかは二の次

だったはずなのですが・・・。ここ数年はミイラ取りがミイラになるというか、発達障害のことを詳しくわかればわかるほどはまってしまって、診断があるかとか、グレーゾーンという存在をどう捉えるかなどで、やや福祉村内部の観点に囚われすぎたかなぁと反省しています。(そのあたりは下記の記事にも書いております)

発達障害 グレーゾーンを再定義する

グレーも診断ありも、本人が上手く行けば何でも良い

今日も、利用説明会あり、個別相談あり、ガクプロのセッションあり、朝から晩まで、様々な方にお会いしました。

中には、ご自身の診断を受け止められない人もいますし、グレーゾーンということでクリニックからやや気持ち距離をおいている親子もいます。一方で小さい頃から診断を受け発達障害が一つの個性のようになっている人もいました。診断があれば楽になるわけでも必ずしも無いし、グレーゾーンと言われている人が”軽い”わけでもありません。そもそもがスペクトラムなのですから、どこかで区切ることなくしっかりと受け止めるべきだと改めて今日一日でも感じました

発達障害的なことをキーワードに当社を考えてくれているのであれば、診断があろうがなかろうが、より良い自己理解や働き口を見つけるお手伝いをしよう。Kaienの原点を改めて感じたわけです。

Kaienにとってのグレーゾーン元年

というわけで、グレーゾーンにもとことん支援をし始めようという、Kaienにとってグレーゾーン元年の今年。アンケートへのご協力、何卒宜しくお願いします。

 

文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス TEENS大学生向けの就活サークル ガクプロ就労移行支援 Kaien の立ち上げを通じて、これまで1,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA)。星槎大学共生科学部 特任教授 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴