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ニュースレター2018年6月号発達障害の方向け就活・転職サイト「マイナーリーグ」をリリース

  1. 発達障害の方向け就活・転職サイト「マイナーリーグ」をリリースしました
  2. 今月のメディア・講演情報 毎日新聞「目立つ”大人”の「発達障害」「不寛容な社会」で表面化」他
  3. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「特集 グレーゾーン」他

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1. 発達障害の方向け就活・転職サイト「マイナーリーグ」をリリースしました

ハローワークにある障害者の求人件数は常に3万を超えると言われています。つまり数字の上では、障害者の方には「就職しやすい」状態です。しかし発達障害者が実際にハローワークで検索できる求人には「その企業が自分の特性を理解してくれて、長所を活かして働けるのか」という、本当は一番知りたい情報がありません。一方、障害者雇用を進める企業側にとっても、ハローワークへの求人票に記載できる内容には限りがあり、これからの採用ターゲットとなる精神・発達障害の方に自社の職場環境をアピールしたくても、なかなか差別化できない不自由さがありました。

そこで、発達障害のある求職者に向けて、これまでのハローワークの求人に感じていた不便さやミスマッチへの不安を解消することを目的とした就活・転職サイト「マイナーリーグ」を開発しました。名前は、発達障害者が定型発達者に対しても、また障害者全体の中でも少数派(英語でマイナー)であること、そして発達障害者が仕事を楽しもうという姿勢が、「マイナーリーグ」――メジャーリーグを目指しつつ、より野球を楽しんでいるとも言われ、応援する観客も温かい目でプレイヤーを見守る――に重なったこと、に由来しています。

単なる「発達障害者と企業のマッチングサイト」の上を行くために力を入れたのが、配慮事項のすり合わせ機能です。勤務態度や業務量、業務内容など求職者の希望が簡単に選択でき、また企業側でも配慮可能な事項と配慮の程度(段階)を選んで頂けます。

発達障害の方を雇いたい企業と、自分の特性を理解してもらいつつ強みを発揮したい求職者の、「こういうのが欲しいよね」という機能を選りすぐっています。ぜひご活用ください。

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2. 今月のメディア・講演情報 毎日新聞「目立つ”大人”の「発達障害」「不寛容な社会」で表面化」他

講演

今後の講演予定です。

  • 6/13 千葉商科大学「発達障害のある大学生についてのセミナー」(千葉・市川)
  • 6/13 大島グループ「発達障害(傾向)の方の就労問題」(新潟・上越)
  • 7/01 一般社団法人キャリアサポートクラブ「発達障害の子のための“ハローワーク”」(福岡・北九州市)
  • 7/08 NPO法人ブリッジフォースマイル 「発達障害を知る」(東京・中央区)
  • 7/17 豊中市社会福祉協議会「発達障害の持ち味を活かした就職活動の進め方」(大阪・豊中市)
  • 7/19 中央大学「メンタルヘルス・マネジメント」(東京・文京区)
  • 8/26 千葉県自閉症協会willクラブ事業部「発達障害のある大学生・成人の就労」(千葉・船橋市)
メディア
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3. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「特集 グレーゾーン」他

ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。よくある質問はウェブサイトにまとめて掲載していますので合わせてご参考になさってください。

今回は「グレーゾーンを考える」をテーマに似た質問を集めています。まずは先月公開した当社のグレーゾーンに関しての記事をお読み頂くことをお勧めします。

【参考】発達障害「グレーゾーン」「傾向がある」の真意 病院で「グレーゾーン」と言われました。つまり発達障害ではないということですか?

グレーゾーン① 賃金の低さと障害者手帳の取得の難しさ

Q1. 障害者枠での雇用を以前から希望していますが、賃金が低いことと、診断書の入手が難しいことから諦めていました。だからと言って、一般雇用では就労を続けること自体が厳しいです。いわゆるグレーゾーンとも言うべき人は、どのように働き、生活して行けばいいのか、よい方法があれば教えていただけないでしょうか?よろしくお願い致します。

A. 障害者手帳の取得は難しいことはあまりありません。グレーゾーンの人であっても、医師の診断があり、社会的な困難を認められれば障害者手帳は取得できるものです。当社で1万人程度見てきましたが、障害者手帳の申請を却下されたのはほんの数人に過ぎません。場合によっては理解してくれる医師に変えて、診断書を取得するなども検討される方もいます。なお、障害者枠での賃金が低いというのはやや古い情報だと思います。たしかに職務内容が変化しないことが多いため昇給が少ない特徴はありますが、ご本人の専門性によっては月20万円、25万円という求人も少なくありません。最終的にはご本人の判断にはなりますが、制度を使ったほうが良いと思われるのであれば、使えるように書類を整えていくというさっぱりとした考え方をなさっても良いでしょう。

グレーゾーン② グレーゾーンでもKaienを利用できるか?

Q2. ASDを疑われたため、通院している病院でWAISを受けたところ、発達障害と診断するかしないか際どい結果となりました。Kaienさんのブログ上で発達障害グレーゾーンを取り上げていらっしゃったため、今回の説明会を予約したのですが、私のようなグレーゾーンの場合でも利用することは可能なのでしょうか。

A. Q1とも重なりますが、際どい診断というのはそれほど少なくなく、精神障害や発達障害といったものは、微妙な判定になる場合が多いです。Kaienの利用ができるかどうかについてはご利用希望のサービスの種類によって2つにわかれます。まず診断が必要になるのは、就労移行支援と障害者枠での就職をサポートする人材紹介(マイナーリーグ)です。一方で診断が不要なのは、在職者向けの茶話会(キスド会)と大学生向けのガクプロです。

グレーゾーン③ 生活に支障がないが本当に支援を受けるべき?

Q3. 去年の12月に東京にて委託雇用契約を結び上京してきましたが3月末で離職。以後就職活動をしていますが、未だ就職できていない状況です。私の身を心配して、両親が御社を紹介してくれまして、本日に至ります。私は大学を中退して以降、何度か働く機会がありましたが、人間関係で躓き長期の勤務が出来ず現在に至ります所、発達障害なのではないか? と遅ればせながら両親から電話で連絡、意見がありました。発達障害や精神病に関しての理解は不確かで、私自身は生活上の自立は何の問題も生じていないのですが、この様なケースでもご対応いただけるのでしょうか?

A. 日常生活に支障が無いことと、就職活動や職場で支障がないことは、違います。前者で問題がなくても、後者では課題が噴出しているケースはよく見られます。またご自身に困り感がないことと、周囲が困り感がないことも違います。自分はぜんぜん大丈夫と思っているのに、周囲は辟易してしまっているということはよくあることです。日常生活/職場、自分の困り感/周囲が思う困り感。このギャップには注意していただければと思います。ご質問のケースでは、中退している、長期の勤務が難しい、就職活動で苦労している、などがあり、やはり支援を受けたほうが良いだろうなという印象があります。

グレーゾーン④ IQが高すぎて発達障害じゃない?

Q4. 「発達障害」という診断は、今、自立支援医療を使って通院しているクリニックでは、出されていません。臨床心理士の検査結果によると、知的能力は全体として高い水準にあるものの、その中で、得意な部分とそれ以外の差が非常に大きく、それが元で、得意な領域に、その他の領域が追いつかないらしいのです。「発達障害」の診断を下すには、lQが高すぎて無理がある、というのが、今の通院先での、医師の所見でした。なので、手帳などの取得はしておりませんし、その意思もありません。ただ、一般的な形の就労をするには、上記の診断からも推察されるように、「発達障害」の方と同じような困難や苦痛をともなってしまいます。なんらかの形の就労支援を利用した方が上手くいくであろう、というのが、先の臨床心理士の検査所見にも、記載されています。事実、単発のアルバイトは、かろうじて出来るものの、継続性のある就労には、いまだに至りません。その単発のアルバイトにしても、様々な意思疎通のギャップや、聴覚を通じて脳に負担をかける声や音の刺激に耐えながら、取り組んでいるために、毎回かなりの疲労感に、さいなまれています。そうした悩みを放置しておいては、先々の就労が見込めないと考え、知人から聞いた話をたよりに、こちらに、連絡を致しております。よろしくお願いします。

A. 知的に高いことと、困り感が低い、障害の程度が薄い、ということはあまり関係ありません。つまりIQが高くても、困る場合は困りますし、支援が必要なことは普通にありえます。すべての値でIQが100を超えていたら問題ないという解釈をされる方もいますが、それも異なります。情報のインプット、解析、アウトプットは、下位項目が同じようなレベルでないと上手に受け渡しができないと思われます。IQが高い位置で凸凹していると、極端にインプットが出来る(例えばIQ150レベル)が処理解析が普通よりちょっと上ぐらい(例えばIQ110)だと処理が捗らず、イライラが募ったり一般から思うと不思議な解析をしたりしがちです。確かにそもそも全体のIQが130を超えている人は、周囲の(鈍重な)ペースに合わせづらく疎外感を感じるとも言われていますが、すべてのIQが概ね130を超えている人と、凸凹して130を超えている人ではやはり状態が異なる可能性が高いです。今回のケースでは、なによりも重要なのはご本人が困っていることが一つ、また凸凹の特性によって苦しんでいるという原因が明らかであることが二つ目だと思います。実際にお会いして詳しく伺わないと、どのような職業で、どのようなアプローチが必要で、どのぐらい就職活動にかかりそうで、どのような制度を利用するか(例えば障害者枠で行くのか行かないのか)をはっきりとはお伝えしかねますが、困り感が強いなという印象はたしかにあります。まずは利用説明会に来て、個別相談を受けるという流れに乗っていただければと思います。